サフィの恥さらし!

毎日書きます…(震声

さても天晴れに

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「花が咲いたよこの世の花が。
宵の晴れ間に見渡す限りに。
どうせ散るなら浮世の習い。
浮かれ浮かれて、さても天晴れに。」
「さても天晴れ夢桜」から。
お耽美な曲。
桜を扱った曲の中で一番好き。
京都の桜に一番似合う曲だと勝手に思ってる。
今日は怪しげな思想団体に引っかかりに行ったことを書かないといけないわよね。
やっぱり。
「どうして大学生の八割が虚しさを感じて暮らしてるのか」
「どうして、やりたいことをやってるのに虚しいのか」
なんてね。
大学生の思い当たるようなテーマで学生をキャッチするその手口には高得点をさしあげるわ。
まんまと引っ掛かったふり50パーセント。
本当に少し気になったのが40パーセント。
興味本位が10パーセントの比率で、ワタシはノコノコついていったわよ。
平日の四時から、どう見ても35は超えてそうな知的(にみえる)おじさまと綺麗な目の女子大生と一緒にスライドをみながらぼんやりと人生について考えたの。
人生の中の時間は有限で、
なんのための人生なのか早めに決めないと、虚しくなっちゃうんですって。
ワタシたちのこれからの50年という人生の時間には100億の価値があるんですって。
だから大事に、本当に大切なことに使わないとダメなんですってよ。
この人生の最後に虚しさを感じないように、ってありがたいお話。
ありがたいお話を聞いてるこの瞬間虚しいワタシはどうすれば良いのかしらん。
なんて質問を投げつけたくもなったけど、
別に喧嘩しに来たわけでなし。
黙って頷いて救われる振りをした。
買ってもらったカルピスを一息に飲んだわ。
虚しさの説明が欲しかったワタシだけれど。
ひたすら虚しさの理由付けをする人達をみて、もっとこの時間をまともに使えば良いのに、なんて生意気にも思ったものよ。
大学の近くの家具のないマンションの一室で、
向き合うべき巨大な感情を前に仲間と一緒に理由付けし続けてる人達が大学にいるとしれただけで価値があったのかもしれないわ、なんてぼんやり思った。
6時過ぎに同期が電話をかけてきてくれた。
それで帰ろうと思った。
さみしいから、怖いから。
常にそんな感情に付きまとわれてばかり。
だから、どこまでも怪しいものなのに冗談めかして縋ろうとしたワタシがワタシの片隅にあったのよ。
それに気づけただけでよかったじゃないの。
答えを持ってそうな人達に正直期待してたけど、そんなものないみたい。
HSKの教材と中国語検定の参考書を見てるときのほうがよっぽど満たされるしさみしくない。
無論、気の合う仲間といるときの満たされ方はそれ以上。
ただ、この世の全てが有限だから大切にしろ、と言うのだけは素直に聞いても良いかもしれないわよね。
なんだかわけのわからない文章に成ったけど、気になるのならワタシに話しかけて聞いてきて。
きっと喜んで話すわよ。
明日はパパは手術らしい。
電話をかけたら、髪の毛を剃られたとしょんぼりしてたわ。
かわいそうだけど、なんとなく力が抜けて笑ってしまった。
危ないことだけはしないで、と暗に東南アジア行きやらアフリカ行きを止められてしまったわ。
卑怯だよね、病床で言われると何も言えないわ。
同期に言われたから雨の中自転車を漕いで晴明神社に行ったの。
変なナンパとか今回の思想団体とか。
最近ロクな目にあってないから。
結局神頼みかよ、って話だけどまあそこはご愛嬌でお願いしたいものよ。
でも、藁にもすがる思いで行ったのに、営業時間外で閉まってたのよね。
神のくせに営業時間外とかなんなんだよ!ってブチ切れたんだけど、冒頭はそんな晴明神社の写真。
何をなすべきかも。
虚しさの意味も。
どうすれば良いのかも、
何にもわかるようにはならなかったけど、カルピスが美味しかったから取り敢えず今日のワタシは幸せ。
明日はどうかわかんないけどね。